『絵で見る英語』の感想と、プレ多読をする意味について考えてみた

昨日紹介した『絵で見る英語BOOK』は前半がイメージブック、後半がワークブックに分かれているのですが、1冊目の前半を一通り読み終わったので今のところの感想です。

英語を英語のまま覚える本 - 今日、一日の区切りで生きよう

最初は単語力増強のつもりで読み始めたのですが、どちらかというとプレ多読に近い感じがしました。しかも、語彙知識ゼロからでも始められるという。もともと読書好きの僕には向いている本かもしれません。

語彙数がかなり限られているにもかかわらず、ちゃんとストーリーになっているところが凄いです。読み進めながら"take"や"put"、"get"など複数の意味で使われる動詞についてイラストで徐々にイメージ付けする事ができました。ただし、「英語を英語のままイメージとして理解」しているという感じなので、その単語の雰囲気はパッと浮かぶのですが、日本語での意味はワンテンポ遅れて出てくるという、なんともフワフワした気分になります。

で、この本を読んでいて思い出したのが、小飼弾さんのこの記事。

より大事なのは、一つの文を英語で作れること。そのためには、「均等に」1000語知っていることよりも、「よく使われる」単語を、「より多彩」に使えるようになるのが先決。

例えば、"prepare"という言葉を、「準備する」と覚えちゃ駄目。"get ready"と覚えないと。そのためには、getを「深く」知らなければならない。このgetにsetを加えると、8割ぐらいの動詞は、動詞そのものではなく (get|set) + 名詞で言い換えられる。
404 Blog Not Found:英単語が覚えられないたった一つの決定的な理由

プレ多読に使われる書籍には語彙制限がかけてあるものを使用しますよね。つまり、もともと難しい言い回しの文章は基礎的なワードに言い換えられているということです。だから、プレ多読をする事で「よく使われる」単語を、「より多彩」に使えるようになるのではないかなぁと思いました。

あくまで仮説ですけどね。でも読書好きの僕としては、早めにプレ多読に入ることも検討してみようと思います。


それと蛇足ですが、多読には「スラッシュリーディング」が有効とのことです。
http://www.linkage-club.co.jp/A1OLD/Column/3.html
次からは試してみたいと思います。